05.18
【World MR News】禅が導く教育の先にMRの未来を発見する~産学連携 Microsoft HoloLens Project~
【禅】の教えを軸としたグローバル教育で真の国際人育成に取り組んでいる、京都・花園にある学校法人 花園学園 花園中学高等学校(以下、花園中学高等学校)では、探究型体験学習「ディスカバリー・プログラム」を取り入れた、ディスカバリーコースの中で、創造性を強く出した探究活動の新たな取り組みとして「企業からのミッション」と題し Mixed Realityデバイス Microsoft HoloLens を用いた探求活動を行なう学習プログラムを開始するあたり、さる4月27日に本プロジェクトのキックオフが花園中学高等学校にて行われた。
この「企業からのミッション」とは、花園中学高等学校の学生に「ミッション」を与え、生徒同士のグループを作って自ら調査、取材などフィールドワークを実践し、課題解決の企画書作成を行ない発表するプログラムとなっている。
このプログラムに協賛する企業側は学生より提出された企画に対しアドバイス与え、時にメンターとしてフォローを行ない、最後は完成した企画書を評価する役割を担う。
今回、日本の教育現場において Microsoft HoloLens を用いた学習プログラムの実施は初の試みであり、実施する花園中学高等学校と参加企業は並々ならぬ熱気を帯びている。プロジェクトの裏から支える中村広記 副校長は「最新の技術を触らせて、知的好奇心を高め、世界に通じる創造力へとつなげることが目標」と話す。
このプロジェクトに賛同し参加する企業として、株式会社 神戸デジテル・ラボ、日本マイクロソフト株式会社、株式会社ポケット・クエリーズ、株式会社ホロラボ、と Microsoft HoloLens への造詣が深い企業が集まった。
キックオフを前に、前日26日には花園中学高等学校にて事前ミーティングが行われ、今後の展望とスケジュールが話し合われた。5月の第一次企画提示から始まり、7~8月には企業訪問、9~10月に第二次企画の提示、11月に最終発表を行なうという流れだ。
このプロジェクトのゴールは未来のMR時代に向けての提言であり、アプリケーションの開発が目標ではない。この先の未来に向けてMRを使って何ができるのか、を生徒たちの手によって探求し、発表することにある。
まだ始まったばかりのプロジェクトだが、未来を担う生徒達がMRをどのように捉え、どのような活用方法を提案・創造できるのか非常に楽しみである。なぜなら、Microsoft HoloLens を前にして目を輝かせている学生の顔がそれを物語っている。
・学校法人 花園学園 花園中学高等学校
http://www.kyoto-hanazono-h.ed.jp/index.html
・株式会社 神戸デジタル・ラボ
https://www.kdl.co.jp/
・日本マイクロソフト株式会社
https://www.microsoft.com/ja-jp
・株式会社ポケット・クエリーズ
http://www.pocket-queries.co.jp/
・株式会社ホロラボ
http://hololab.co.jp/