06.15
【World MR News】高級ブランデーメーカー、消費者へのアプローチにMRを導入
高級ブランデーメーカーとして世界的に有名なレミーマルタンが、自社ブランドの伝統を語る「Rooted In Exception」を、HoloLens技術を活用したMRの世界で体験できるというイベントの発表をした。
レミーマルタンは、1724年の創業以来、約3世紀にわたりコニャック地方でブランデー製造業を行っており、日本でも親しまれているレミーマルタン V.S.O.P.などのラインで世界中で人気を誇る高級ブランデーメーカーだ。
■Rémy Martin: Rooted In Exception 動画
「Rooted In Exception」MRは、6月15日にロサンゼルスで行われるレミーマルタンのプライベート・パーティーにて初披露され、その後世界中の高級小売店やイベントで展開される予定となっている。「Rooted In Exception」MRは、ヨーロッパのHoloLens開発企業として牽引力のある スタジオKazendi と提携して作成された。
レミーマルタンでグローバル・エグゼクティブ・ディレクターをつとめるAugustin Depardon氏は、「私たちにとって、自社のブランドを消費者により深く知ってもらうために、Mixed Realityは非常に素晴らしい技術となります。この革新的なプロジェクトは、私たちの生活において重要な役割を果たすことになると認識しています。レミーマルタンは人々を素晴らしい瞬間へとお連れします。そしてこのHoloLens技術は、その瞬間を共有するための革新的な答えを提唱してくれたのです。」と語っている。
イベント出席者は、HoloLensによって、コニャック・グランデ・シャンパーニュ、コニャック・プチ・シャンパーニュの葡萄園の要素を立体的に体感できるテーブルに招待される。さらにレミーマルタンのセラー・マスターであるBaptiste Loiseau氏の声により、ファインシャンパーニュ地方の土地の重要性についても説明される。
Kazendiのチーフ・ホログラフィック・オフィサーのMaximilian Doelle氏は、「レミーマルタンという革新と伝統による300年の歴史を誇る老舗ブランド企業とともに、HoloLensを利用して消費者へのアプローチを世界に先駆けて行えることに、非常に興奮しています。」と述べている。
