04.17
【World MR News】2021までにAR、MR技術の世界市場は950億ドルを超える!
拡張現実(AR)と複合現実(MR)における技術の世界市場は、2021年までに合計950億ドルを超えることになると、ABIresearch(情報通信技術関連の市場を専門とする調査会社)が新しいレポートを出した。
AR、MR市場についてのこの最初の調査において、ABIは世界の244の企業を特定し行っており、この数は今後も増加すると予測されている。比較的受動的なARの技術であっても、またMRのようにインタラクティブで空間的な技術であっても、データオーバーレイやハンズフリーによる使用法は、重要な価値を提供しているとABIは述べている。
ABIのリサーチアナリスト、ステファニー・ローレンス氏は、「需要が増え、市場も複雑になりましたが、より魅力的な市場となりました。 6カ月前と比べてみると、デバイス、コンテンツ、開発ツール、プロフェッショナルサービスなどのニーズが増え、成長を促進する機会がはるかに多くなってきています。」と話している。
AR、MRで最も一般的なビジネスモデルは、データ、アプリケーション、ソフトウェア、およびコンテンツ配信で、現在、このアプローチを採用している企業の割合は全体の45%となっているということだ。また、コアテクノロジーとアプリケーション開発ツール&サービスも、市場の勢いを増しており、上場企業の66%が幅広い市場分野でこうしたプラクティスの組み合わせを展開している。今後、2021年までに、エネルギー、製造、物流分野などではこれらのツールの利用シーンが大いに増えて行いくという。
ABIのシニアアナリスト、Eric Abbruzzese氏は次のように述べている。「どんな業界の仕事においても、ARおよびMRデバイスを利用すれば、作業に関する詳細な情報を直接労働者の視界上に示すことができます。 AR市場とMR市場の両方を推進し、最終的に生産性を向上させるということは、普遍的で、且つさまざまな利益をもたらすことになるでしょう。」
参照記事
https://www.information-management.com/news/augmented-and-mixed-reality-markets-to-top-95b-by-2021
ABIresearchのホームページ、詳細など
https://www.abiresearch.com/
https://www.abiresearch.com/press/abi-research-pinpoints-244-companies-first-augment/